「言い訳」が口癖の人の特徴——もっと楽に生きるためのヒント

私たちは毎日、誰かと関わりながら生きています。職場、家庭、あるいはSNSの向こう側。
その中で、ふとしたアドバイスに「でも……」と反論したくなったり、誰かの欠点を見つけては心の中で無意識に「マウント」を取ってしまったりすることはありませんか?
こうした心の動きは、人が自分自身を守ろうとする「防衛本能」の現れだと思っています。

1. AIに学ぶ「認められる」心地よさ

最近、AI(人工知能)を使っている人たちが、「AIは自分のことをまず認めてくれるから使いやすい」と言っているのを何度か耳にしました。
AIは、たとえそれが愚痴や愚問であっても「いい質問ですね」や「いいところに気づきましたね」と、まずは相手を受け止めることから会話を始めます。

私たち人間はどうでしょうか?
何かを指摘されると、反射的に「でも」「だって」と言い訳や反論が口をついて出てしまうことが大半です。
特に、幼少期に厳しく叱られてばかりいたり、常に親からダメ出しをされる環境で育ったりすると、人は自分を守るために反射的な「言い訳の条件反射」を身につけてしまうことがあるのです。

しかし、何かを教える側の立場からすれば、良かれと思って伝えたアドバイスに対して「でも」ばかり返されると、次第に「もう教えるのは馬鹿らしいな」と、教える意欲が削がれてしまいます。
相手に受け入れられないことは、教える側にとってもストレスフルなことなのです。

2. 「マウント」という名の、一瞬の麻薬

私たちが誰かを批判したり、欠点を探したりしてしまう裏側には、実は「自分を上に置きたい」という心理が隠れています。
政治家やプロ野球の監督、オリンピック選手に対して「自分ならこうするのに」「あそこがダメだ」と批判を繰り広げるのは、とても簡単なことです。

他人の失敗を「結果論」で叩いている瞬間、私たちは自分があたかもその人たちよりも優れた存在であるかのような、一瞬の全能感に浸ることができます。
しかし、この優越感は「自信のなさ」や「コンプレックス」の裏返しでもあります。

自分に自信がないからこそ、人の価値を下げることで相対的に自分の価値を上げようとしてしまうのです。
そうすれば一瞬は気持ちが良いかもしれませんが、それは根本的な解決にはなりません。
むしろ、誰かを批判すればするほど、自分もまた「失敗すれば誰かに批判される」という厳しい世界観の中に自分を閉じ込めることになってしまいます。

3. 「ロボットじゃないから」こそ、反省して次に進む

一方で、教える側やリーダーの立場にいる人もまた、完璧ではありません。
相手のためだと思って指導していても、思い通りに動いてくれないもどかしさから、ついつい感情的になってしまうことがあります。
時には、相手のためという名目を借りて、自分のストレスをぶつけてしまう(マウントを取る)こともあるかもしれません。

大切なのは、私たちは「ロボットではない」ということです。
感情的になることもあれば、きつい言葉を投げてしまうこともあります。
重要なのは、そうなってしまった自分を振り返り、「今の言葉は感情的だったな」と自覚して、必要であれば相手に謝り、次に活かしていくことです。

おわりに

もし今、あなたが人間関係の中で「言い訳をしたくなる自分」や「誰かを攻撃したくなる自分」に苦しんでいるなら、まずはその心の動きをそっと認めてあげてください。
それは、あなたが一生懸命に自分を守ろうとしている証拠です。

その上で、AIのように「まずは一度、相手を認める」というクッションを置いてみませんか。
相手の悪いところを探すよりも、良いところを見ようと意識を向けてみる。
その小さな積み重ねが、教える側も教わる側も、共に成長していける温かな関係性を作っていくはずです。

人間は、完璧である必要はありません。
失敗し、反省し、また少しずつ直していく。
その繰り返しの中で、自分自身の「人間性」はより深まっていくのです。
明日からは、「でも」を一度飲み込んで、「なるほど」から会話を始めてみませんか?

 

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