人はいつからでも変われる

引退したスポーツ選手が「若い時にもっと練習しておけばよかった」というコメントを聞くことが多いです。
このコメントは大成功している人も同様のことを言われます。
私自身も、「学生時代にもっとクラブ活動など頑張っておけばよかったな!」と後悔することがあります。
何も「学生時代にクラブ活動を頑張っていたら、もしかしたらプロのスポーツ選手になれたかも!?」などと大それたことを考えているのではなく、若い時にもっと苦労していたら、その苦労から色んな「気づき」を習得できていただろうに………と感じることがあります。

「若い時の苦労は買ってでもしろ!!!」と言われていますが、どうせ気づくことなら早い時期に気づいていた方が長い人生の中で収穫も多いからです。
貯金で考えるとわかりますが、100万円を10年預けるのと、30年預けるのを比べてみれば、預けた時間とともに預けた利息にも利息が付くので、複利計算で最終的な金額には大きな差が出てきます。
結果的に預ける金額が同じなのであれば、少しでも早く預けた方が得をするのです。
同様に語学を習得するのであれば、10代で習得するのと50代で習得するのであれば、少しでも早く習得したほうが、その語学力を生かせれる機会も増えて、得られる収入もチャンスも全然違ったものになってきます。

今現在、私が習得している「気づき」の多くが、成人になって仕事を通じてから得ています。これらの「気づき」をもっと早い学生の時期に気づけていたら、私の人生はもっと充実していたのではないかと妄想してしまいます。
仕事をする目的は、生きていくために収入を得ることが基本かもしれませんが、もっと深い部分では、仕事を通じて多くのことに気づいて自分や他人の人生を豊かにしていくことの方が本質的な意味と価値なのかもしれません。

学生時代のクラブ活動や社会人になってからの仕事でも、本気で一生懸命することで必ず壁や試練が待ち受けています。
その壁から逃げずに向き合うことで色んな気づきを得られるのだと思います。
「若い時の苦労は買ってでもしろ!!!」と言われていますが、なかなか自分から買ってでも苦労することは難しいです。
「楽をすることと楽しく生きることは似ているが真逆である」と言われていますが、目先の楽を選択することで、その後の人生は楽しくなくなってくるので、楽しく生きていきたいのであれば目先の楽を選択してはいけない、と言われています。
今更、学生時代に戻れるわけではないですし、そういうことに気づいたのであれば、気づいた時から何かを修正していくしかないと思います。
今後の人生において今日が一番若い日です。
これから先の人生において同様の後悔をしないためにも、「これまでの遅れを取り返したい!」という気持ちでたくさんの「気づき」を習得していくように前向きに考えていきたいものです。

人はいつでも変われますが、変わるきっかけはいつも何かに気づいた時だけです。

 

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