神様はあまのじゃくな姿(苦難や面倒事)をして、みんなの前に現れる

1. 私たちは「感情」で動く生き物である

人間は「感情の動物」だと言われます。
何かを決断したり行動したりする際、私たちは理屈で考えているつもりでも、実は最初に「好き嫌い」や「快・不快」といった感情が先に動き、その後に理屈をつけて自分を納得させていることがほとんどです。

例えば、職場での役割変更や新しいプロジェクトを任されたとき、「嫌だ」という感情が先に立つと、どんなにメリットを説明されても耳に入らなくなってしまいます。
特に専門職として現場で活躍してきた「プレイヤー」が、後輩の「指導」を任されたときなどは、「自分ができること」と「人に教えること」は全く別次元のスキルであるため、強いストレスや拒絶反応を感じやすいのです。

しかし、ここで大切なのは、「嫌だ」と感じること自体を否定しないことです。
嫌なものは嫌でいいのです。
問題は、その感情の後に「どう動くか」にあります。

2. 「4枚切りの食パン」が教えてくれる偶然の発見

日常の中の些細な出来事が、私たちの凝り固まった価値観をほぐしてくれることがあります。
私の妻が、いつも買っている5枚切りや6枚切りの食パンが売り切れていたため、仕方なく「4枚切り」を買ったエピソードがあります。

最初は「4枚切りでは食べる量が多くなるな」とネガティブに捉えていましたが、実際に焼いて食べてみると、外はパリパリ、中はフワフワという、今までの習慣では決して味わえなかった新鮮な発見があったといいます。
これは人生における「予期せぬ変化」の象徴です。

私たちは「やったことがないもの」に対して、無意識に不安を感じ、拒否反応を示します。
しかし、「仕方ないからやってみるか」と一歩踏み出した先に、それまでの価値観(5~6枚切りがベストという思い込み)を覆すようなメリットが隠れていることは多々あるのです。

3. 「~のせいで」から「~のおかげで」への転換

職場においても、同様の現象が起きます。
例えば、本院から分院への異動を命じられたとき、多くの人は「飛ばされた」とネガティブ(マイナス)に受け止めます。

しかし、実際に勤務し始めると、分院の環境の方が心地よく、今度は逆に「本院に戻って」と言われると嫌な顔をするようになることさえあります。
心理学的に見て、最も大きな成長や幸福を感じるのは、「~のせいで」というマイナスの状態から、「~のおかげで」というプラスの状態へ評価が転換した瞬間です。

・嫌々始めた「指導」のおかげで、自分の成長を実感でき、子育てにも活かせる視点が得られた。
・苦手だった「YouTubeでの発信」のおかげで、初診の患者さんと初めから信頼関係を築くことができた。
・面倒だと思っていた「新しい治療法」を取り入れたおかげで、治療の幅ができて救える患者さんが増えた。

このように、最初はマイナスの感情から入ったものほど、それを乗り越えてメリットを実感できたとき、代えがたい「やりがい」や「意味」へと変わっていくのです。

4. 幸せを掴む「素直さ」という才能

新しいこと、面倒なこと、大変そうなこと、これらを前にしたとき、どうしても「やりたくない」というマイナス思考が先行してしまうのは、ある意味で防衛本能です。
しかし、そこで逃げたり避けたりし続けるのか、あるいは「しょうがない、一度やってみるか」と受け入れるのかで、その後の人生の景色は大きく変わります。

結局のところ、「素直な人」ほど多くの経験ができ、結果として成長のチャンスを掴みやすいのです。
たとえ最初は「諦め」や「妥協」からのスタートだったとしても、続けていくうちに、それまで見えていなかった違う価値観や視点が必ず手に入ります。

「神様はあまのじゃくな姿(苦難や面倒事)をして、みんなの前に現れる」という言葉があります。
今、あなたの目の前にある「嫌なこと」や「避けたいこと」は、実は「時間が経てばプラスに転じる「ギフト」」かもしれません。

おわりに:今、心が重いあなたへ

もし今、あなたが何かに対して「嫌だな」「自分には向いていない」と落ち込んでいるのなら、それはあなたが新しいステージに進もうとしているサインかもしれません。
感情が揺れ動くのは、あなたが一生懸命に生きている証拠です。

そして、ほんの少しの勇気を持って、その「4枚切りの食パン」を味わってみてください。
「~のせいで」という今の苦しみは、未来のあなたが「~のおかげで」と笑うための大切な伏線です。
焦らず、まずは目の前のことに素直に向き合ってみることから始めてみませんか?

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