劣等感と優越感

毎日、兵庫県知事の問題でニュースを世間を騒がせていますが、斎藤知事は「兵庫県知事になってから自分の優越感がコントロールできなかったんだろうな~」と感じています。

私は劣等感が強くて、学生の頃、男前の人に嫉妬したものです。
「自分がキムタクや福山雅治のような男前だったら人生違ったのに……」と何度思ったことかしれないです(笑)
しかし、60歳を前にして今では「男前でなくてよかった!」と思えるようになってきました。
負け惜しみも多分にあるかもしれないが、「もしも自分が男前だったら……」と想像すると、若い時にはメリットばかりイメージできて、男前の人に嫉妬したのですが、今では男前のデメリットが見えてきたので、神様が私を男前にならないように生まれてきたのだろうと思えるようになってきました。

男前のメリットは誰もが想像つくと思うからここにはわざわざ書きませんが、男前のデメリットとして、あくまでも自分が男前だったらこういう人生だっとろうなということを書いてみます。
①私が勉強を頑張れた原動力は、自分への劣等感なので男前だったら絶対に勉強していなかっと思います。
勉強に限らず、自分が努力する原動力は劣等感だったように思います。
②次に自分がキムタクのようだったら、「自分は特別な人間なんだ!」と勘違いをしていて、大きな勘違いをした言動で他人を馬鹿にしていたように思います。
①の劣等感の裏返しで優越感を感じて、周りから嫌われるような言動をとっていたように思います。

①からもわかる通り、私は劣等感が強くて「自分に自信を持ちたい!」と長年思っていましたが、そうかといって②のように優越感を持ちすぎて大きな勘違いをしなくて済んだのは、男前でなくてとても感謝しています(笑)

ここ数年、芸能人が犯罪ではないが一般人では考えられない不祥事でたたかれることが多いですが、自分が芸能人だったら「自分は特別なんだ!」「選ばれた人間なんだ!」と勘違いして不祥事を起こす自信があります(笑)

若い時には、自分に自信が持てないことがすごく嫌な時期が長かったですが、優越感を持つことは別の意味で問題だと思います。
コンプレックスが強すぎで犯罪やゆがんだ行動をしてしまうこともありますが、それ以上に優越感が強すぎて人を不愉快にしてしまうこともたくさんあるのではないかと思えてきました。
そう思うと、キムタクや福山雅治さんはあの外見と才能で、嫌味な優越感を感じさせない生き方はすごいと思いますし、そういう人だからこそ神様は彼らを男前にしても大丈夫な人として選ばれているような気がします。
もしも私が、みんなが憧れるようなハンサムな人間だったり売れっ子の芸能人だったら、優越感が強くて間違った行動をしていたような気がします。

劣等感も優越感も過度に持つことは害がありますが、バランスをとるという意味では、優越感のコントロールのほうが劣等感のコントロールよりも難しいような気がします。
劣等感は大なり小なり多くの人が持っていますが、優越感は持っている人が少ないこともあって、周りからはより嫌悪感が強く感じやすいこともあって、劣等感で痛い目に合う人よりも、優越感で痛い目に合う人の方が世間的には絶対に多いと思います。

劣等感を意識する人は多いですが、それ以上に優越感を感じる瞬間があったら、痛い目に合う前に自制する大切さを兵庫県知事の事件から感じました。

 

▼他の記事一覧はこちら

-院長青山健一のブログ「幸せってなぁに?」

© 2024 抜かない矯正 銀座青山You矯正歯科グループ

無料矯正相談ウェブ予約 ホワイトニングウェブ予約 画像でのメール相談 オンラインでの矯正相談 メールでのお問い合わせ