人は満たされているから不満を言う

組織の成長と、スタッフへの感謝

幹部スタッフと話していて、心から感じたことがあります。それは、「今、うちのスタッフは本当に良い人たちばかりで、心からありがたい」ということです。

ここ数年間に採用したスタッフは、皆大当たりで、以前のような採用における苦労(トラブルなど)が全くありません。
これは、開業して30年以上、組織全体が年々レベルアップし、それにふさわしい素晴らしい仲間たちが集まってきてくれている証拠だと感じています。

組織の成長は、一夜にして成るものではありません。
長く苦労を重ねてきたからこそ、今、良い状態にあることに大きな喜びを感じます。
私たちが目指すべきは、時間とともに徐々に良くなっていく流れです。昔より今が良くなっている。今だけを見て「足りない」と不満を言うのではなく、「昔と比べたら、これだけ良くなっている」という視点を持つことが大切です。

幸せは「なるもの」ではなく「気づくもの」

私たちが皆、何のために生きているかといえば、結局「幸せになるため」だと思います。
ですが、幸せは、何かを手に入れたり、理想の状態に「なる」ものではありません。
そうではなく、今ここにあるものに意識を向け、「気づく」ことなのだという話をしました。

どうすれば一瞬で幸せに気づけるのか?
あるセミナーで教わったシンプルな方法を共有します。
今、あなたにとって一番大切な人や、大切なものを心にありありと浮かべてみてください。

浮かびましたか?
次に、その大切なものが、もし突然いなくなってしまったらどうなるかを、本気でイメージしてみてください。
大切なものが今、あなたの人生から消えても、あなたは文句を言う資格があるでしょうか?

そうではないはずです。
その大切なものが今、現在存在してくれているという、ただそれだけの事実が、すでに私たちにとって何物にも代えがたい幸せなのだと気づかされます。

人は、不幸な夢を見て目が覚めたときに、「夢で良かった」と心から安堵し、その日一日を幸せに感じることがありますね。あれと同じです。
あなたが一番大切に思うものが、今、生きている、今、存在している。
この事実に感謝すれば、私たちは十分に幸せです。

不満は「満たされている証拠」

もちろん、仕事をしていて「もっとこうだったらいいのに」「ここが足りない」という不満や文句が出ることもあるでしょう。
ですが、私たちは、日本という豊かな国に生まれただけでも、すでに勝ち組であり、幸せなのです。
本当の貧困や災害の中で、命の危険に晒されている人たちは、目の前の緊急事態に意識を集中しているため、小さなことで文句を言う暇さえありません。

不満が出るということは、裏を返せば、「今は満たされていて、心に余裕がある」証拠です。
だからこそ、もし不満を感じたら、「ああ、自分は今、満たされているんだな。恵まれているんだな」と捉え直してください。
私たちは、何を比較対象にするか(昔と比べるか、恵まれない人と比べるか)によって、心の状態をどうとでも変えることができます。

今日から、今ここにある幸せに意識を向け、私たちを信頼してくれる患者様や、そばにいる仲間たちへの感謝をもって、共に頑張っていきましょう。

 

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