忙しいは心をなくす!?

『「忙しい」という漢字は「りっしんべん」に「亡くす」と書き、 「りっしんべん」は立つ「心」なので、「心を亡くす」と書くので、忙しいと心を亡くしてしまう』と言われていて、忙しいという言葉は一般的にはマイナスのように言われています。
しかし、悩みを忘れるためには「忙しくすること」が一番確実だと私は思っています。

人は生きているといろんなことに悩みます。
人は起きているうちの大半を現実から目を背けて、「過去」と「未来」のことを考えています。
「過去」のことを後悔するか、「未来」のことを心配するか、に多くのエネルギーを使っています。
マインドフルネスやヨガがブームですが、これらがはやる背景には「過去」や「未来」にとらわれて「今、ここ」に集中できないからだと思います。

「今、ここ」に集中するために、マインドフルネスで「呼吸」に集中したり、体のどこかに意識を向けることで、過去や未来のことを考えないようにしているのです。
マインドフルネスやヨガをしなくても、忙しい時には否が応でも「今、この瞬間」に集中しています。
人は暇な時にはマイナス思考が普通です。

自分の経験からも暇な時にはろくなことを考えていないです(笑)
例えば、失恋して部屋にこもっていればどんどん暗くなるものですが、運動したり前向きな行動をしていれば、失恋のことを考えない時間が増えていくにつれ心の傷も癒えてきます。
俗に「日薬(ひぐすり)」と言われています。

私が過去や未来に意識が行ってしまい、マイナス感情に支配されそうになった時に意識しているのが、下記のことです

1.「体」を動かす
2.頭の中のマイナス感情をそのまま紙に「書き」なぐる
3.前向きな「行動」をする(運動でもいい)
4.起こったことへの前向きな「意味づけ」を考える
5.呼吸など「意識」を嫌な考えから離す
6.「ありがとう」を呪文のように唱える
7.「ありのまま」の現実を受け入れる

これらを忘れないようにするために1、の体の「か」2,の書くの「か」3,の行動の「こ」4,の意味づけの「い」5,の意識の「い」6と7の「あり」の頭文字をとって「かっこいいあり」と語呂合わせで覚えています。
自分がマイナスな感情に支配されそうになったら「かっこいいアリ」さんのいくつかを実行するようにしています。

苦しみ=痛み×抵抗

という方程式がありますが、嫌な出来事(痛み)をコントロールすることはできないですが、抵抗する気持ちは「かっこいいアリ」でコントロール可能です。
現実をそのまま受け入れずに「抵抗」するから悩みが大きくなってきます。
かといって簡単に「悩み(嫌な出来事)」を「受け入れる」ことは難しいです。

現実を「受け入れる」ための儀式として「かっこいいアリ」の中からいくつか組み合わせながら時間を稼いでいる感じです。
嫌な出来事(痛み)に抵抗している間は後ろ向きな考えしか浮かんできませんが、嫌な出来事(痛み)を受け入れた後には前向きな考えが浮かんでくるのが不思議です。
嫌な出来事(痛み)を受け入れた後には、大きな学びや自己肯定感が養われます。

「幸せとは出来事を受け入れること、不幸せとは出来事に抗うこと」
「嫌な出来事(痛み)のせいで苦しんでいた」のが、受け入れた後では、「嫌な出来事(痛み)のおかげで成長できた」に代わってきます。
「忙しいは心をなくす」よりも「忙しいは悩みをなくす」の方が前向きなのではないでしょうか?!

 

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