苦労から得られるもの

60年生きてきてこの歳になってつくづく感じることは、「苦労している人は苦労しているだけの人間力があるな!」と感じることです。
「楽な人生なんてどこにもない。どんな人でも見えない苦労をして生きている」と思っていますが、苦労への向き合い方は10人十色だと思います。

・男前の人よりもそうでない人の方が努力家のような気がします。
ルックスで劣る分、他のことで評価してもらいたければ努力するしかないからです。
・エリートと言われる学業の優れている人は、勉強のできない人の気持ちがわからないので人を見下ろしがちになり、間違った優越感を感じやすいですが、勉強ができない人は勉強以外での自分の強みを探して社会で評価されるために必死に考えてます。
・病弱な人は、健康な人よりも健康に対しての感謝の気持ちが強いです。

上記のようなことは偏った見方だと言われそうですが私もそう思います。
苦労している人が必ず成功しているわけではないですし、苦労しているすべての人が人間的に優れているわけでもない、と言われれば全くその通りだと思います。
苦労している人の中で、その苦労をプラスに活用できた人とマイナスに受け止め続けた人と2分されます。

目の前の現実が自分の思い描いた現実と違っている場合に、人は気持ちが落ち込みます。
落ち込んだ気持ちを長引かせて、いつまでもマイナスのままに消化すればマイナスの人生が待っています。
でも落ち込んだ気持ちを切り替えてプラスに消化していけば、プラスの人生が待っています。

世の中にはついている人とついていない人がいるように思いますが、目の前でいいことばかり起こる人なんて絶対にいないでしょう。
王様や権力者でもそんなことはあり得ないですし、もしもそういう人がいれば、人生をなめて絶対にいつかは取り返しのつかない大きな失敗を引き起こすでしょう。

世の中の人は良いことも悪いことも同じように起こっていると仮定して、悪いこと(自分の望まない現実)をどう受け入れて向き合うかの蓄積で人生は大きく変わってくるのだと思います。
「ピンチはチャンス」と言われますが、「ピンチをピンチのまま」終わらせる人はピンチから何も学べない人だと思います。

「ピンチをチャンス」に変えるためには、まずはピンチで落ち込んだ気持ちを切り替えなければなりません。
ピンチ(自分の望まない現実)が目の前に起きたら、まずは落ち込んだりマイナスの気持ちになりますが、どこかのタイミングでその現実を受け入れて「こんな状況でも、何だったらできるだろう」と言うことを考えて、そのときの自分にできることを1つずつ行動していくことで、いつの間にか状況が変わって気がついたら「ピンチがチャンス」に変わってくるのだと思います。

ピンチの時には「○×のせいでこんなことになったじゃないか!」「なんでこうなったんだ!」という他責の気持ちや後悔の気持ちになりますが、気持ちを切り替えて、今の自分でも「何だったらできるだろう」と今の自分にできることを1つずつ積み重ねられる人は「○×のせいで」が「○×のおかげで」に変わってくるのだと思います。

いつまでたっても「○×のせいで」と他責を続けている人は人間的な深みも出てこないのだと思います。
できることなら誰しも苦労はしたくないものです。
しかし、望むと望まざるに関わらず、人生では必ず何度かのピンチ(自分の望まない現実)が目の前に起きると思います。
そのときの向き合い方で未来が変わってくるのです。
『「○×のせいで」を必ずいつかは「○×のおかげで」に変えていくぞ!!』という気持ちでピンチに向き合いたいものです。

 

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