仕事に向かう朝、ふと「今日は何事も起きませんように」「穏やかに一日が終わりますように」と願ってしまうことはありませんか?
急に「今日からリーダー(主任やキャプテン)としてチームをまとめてほしい」と役割を任されたり、慣れない仕事に四苦八苦したりしている時期は、なおさらそう思うものでしょう。
ですが、実はその「思い通りにいかない瞬間」こそが、あなたの人生を豊かにする最高の筋トレだとしたら、少しだけ普段の景色が違って見えるように思います。
1. 「力ずく」ではうまくいかないという学び
新しく人の上に立つ立場になったとき、多くの人が陥る罠があります。
それは、自分の理想通りに周囲を動かそうとして、つい「力ずく」で解決しようとしてしまうことです。
学生時代に部活動で急にキャプテンを任された時のように、何をすればいいか分からず、力でねじ伏せようとして反発を招き、失敗を繰り返す……。
これは子育てや職場でのマネジメントでも全く同じです。
私たちは皆、同じような失敗を繰り返し、痛い目に遭いながら、「力ずくでは人は動かない!」という大切な真理を学んでいきます。
最初からうまくいく人なんていません。
失敗しながら思考錯誤することこそが、自分自身の「引き出し」を増やすプロセスなのです。
2. 成長はしたいけれど、楽もしたい「心の矛盾」
私たちは皆、「成長したい」と願う一方で、本音では「大変なことはしたくない」「楽をしたい」という矛盾を抱えています。
これは人間として非常に自然な感情です。
だからこそ、「どこに身を置くか」という環境が重要になります。
図書館に行けば自然と背筋が伸びて勉強に集中できるように、自分を高めてくれるルールや環境に身を置くことで、しんどいこともいつの間にか「当たり前のルーティーン」へと変わっていきます。
厳しい環境であればあるほど、それが数年後にはあなたの揺るぎない「当たり前」や「常識」となり、他者には真似できない自分だけの強みになるのです。
3. 学校にはない「答えのない問い」の面白さ
学校の勉強には必ず〇か×かの「正解」がありました。
しかし、社会に出ると、教科書通りにはいかない「想定外」の出来事ばかりが起きます。
当クリニックの分院の中で、真夏にエアコンが止まってしまったり、その他予期せぬトラブルが発生したりした時に、不満を言うのは簡単ですが、それでは現実は何も変わりません。
目の前の現実に立ち向かい、知恵を絞って乗り越えた経験は、自分の中での確固たる「自信」として刻まれます。
「あの時も乗り越えられたから、次もきっと大丈夫」と思える自分を信じる力(自己効力感)は、平穏な日々の中では決して手に入らない宝物です。
4. 自分の知らないところで、評価は積み重なっている
日々「自分なんてまだまだだ」と落ち込むこともあるかもしれませんが、誠実に目の前の仕事に向き合っている姿は、必ず誰かが見ています。
当法人において、青山が深く関わっていない医院でも、スタッフの頑張りによって高い評価(口コミ)を得ており、多くの紹介が生まれています。
知らないところでクリニックの評判が広がり、信頼の輪が広がっている、、、、それは、一人一人が日々の「想定外」を乗り越え、積み上げてきた努力の結果に他なりません。
おわりに
もし明日「想定外」のことが起きたら、こう思ってみてください。
「お、私の経験の引き出しが増えるチャンスが来たな」と。
平穏な1日はラッキーで幸せな1日ですが、波風の立つ一日は自分を成長させてくれる特別な一日です。
失敗を恐れず、仲間と協力しながら、その荒波を楽しんでみませんか?
その先には、今のあなたには想像もできないほど、たくましく輝く未来が待っているはずです。
「今日1日何も起こりませんように!」と願う自分と、「想定外」のことが起こっても「どうにかなる!」と信じれる自分とのアンバランスを楽しみながら生きていきたいものです。